免疫とワクチン

自然に感染して免疫を獲得したほうがよいのではないでしょうか?
菌やウイルスに感染しても免疫をつけることはできますが、その原因となる菌・ウイルスによっては長期的な免疫を得ることができず、再感染の可能性は残ります。また感染している間に重症化する恐れや、周囲の人に感染を広げてしまう可能性があるため、やはりワクチンを接種することが推奨されています。

一度感染症にかかってしまうと、体へのダメージだけでなく、治療費や場合によって入院費など経済的な負担もかかってしまいます。ワクチン接種はそれらと比べて医療経済学的にも意義があるとされています。

監修前 国立がん研究センター中央病院 感染症部長 岩田 敏 先生

2024年2月作成 VAC46O001A