ワクチンを接種する前に

妊娠中や授乳中、妊活中の場合はワクチンを接種してもよいでしょうか?
ワクチンの種類により異なります。
ほとんどの生ワクチンは、胎児への影響を考慮し、全妊娠期間を通じて原則として接種は出来ません。
不活化ワクチン、トキソイドは接種が胎児に影響を与えるとは考えられていないので、妊活中、妊娠・授乳中も接種は可能です。
新型コロナウイルスに対するmRNAワクチンは妊婦に投与した際の有効性と安全性に関する調査結果が数多く示されてきており、現在では接種が推奨されています。

妊娠した女性が風疹にかかると、赤ちゃんに難聴や心疾患等の障害を起こす先天性風疹症候群が出る可能性があります。妊娠前に女性だけでなく、パートナーや周りにいる男性もワクチンを接種をご検討ください。

厚生労働省 風しんについて
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/poster05.pdf

監修前 国立がん研究センター中央病院 感染症部長 岩田 敏 先生

2024年2月作成 VAC46O001A