侵襲性髄膜炎菌感染症はどんな病気?
侵襲性髄膜炎菌感染症(しんしゅうせいずいまくえんきんかんせんしょう)は、髄膜炎菌という細菌によって引き起こされる感染症です1-6)。髄膜炎を起こす細菌は他にもありますが、大流行を引き起こすのは髄膜炎菌だけのため、「流行性髄膜炎」とも呼ばれます2)。アフリカ中央部には「髄膜炎ベルト地帯」という、大流行が起きやすい地域があります。先進国でも流行することがあります2,3,5,6)。髄膜炎菌は血清型(細胞の型)によって13以上の種類に分類され、その中で6種類(A、B、C、W、X、Y)が流行を起こすといわれています6)。2013年より髄膜炎菌性髄膜炎から侵襲性髄膜炎菌感染症に名称変更されています2)。