ワクチンについて

ワクチンってどんなもの?何のために打つの?
ワクチンとは、病原性(毒性)を完全になくしたり弱めたりした病原体(細菌やウイルスなど)の一部、ウイルスのタンパク質を作るもとになる遺伝情報の一部などを体内に接種することで、免疫システムが次の病原体の侵入に備えられるようにして、重篤な感染症を予防する生物学的製剤の一種です。接種することで感染症にかかりにくくしたり、また感染しても重症化することを抑えてくれたりします。

ルイ・パスツールは、エドワード・ジェンナーの牛痘研究に敬意を表してラテン語のVacca(ワッカ=雌牛)から「ワクチン」と命名しました。

製薬協 くすり偉人伝 No.06 パスツール
https://www.jpma.or.jp/junior/kusurilabo/history/person/pasteur.html
2025/6/30参照

監修熊本大学 特任教授/東京医科大学微生物学分野 客員教授 岩田 敏 先生

2025年7月作成 VAC46N003D